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子供に勉強は教えるな。

ご家庭での「教えない」指導法1

この章では、お母様たちがご家庭でどのように子供に勉強に関して指導すればよいかを書いていきます。
「私はもう小中学校の勉強は忘れてしまった」というお母様も多いと思います。でも大丈夫です。「子供に勉強を教えない」というのが私の指導法なのですから、勉強に関する知識などがなくても子供に勉強を指導することは必ずできます。「勉強=教えるもの」という方程式から一度離れて、子供の力を信じて、お子様の隠れた力を信じてあげてください。
では、以下に順を追って説明してまいります。
1.勉強部屋の整理整頓から始める。
お子さんの部屋をのぞいてみてください。学校の教科書、さまざまなプリント類、以前に買ってしなくなった問題集、文具などが雑多に散らかってはいませんか?子供の部屋は、その子供の内面を現しています。学校の勉強が分からなかったり、学習の消化不良を起こして頭の中がきちんと整理されていないときは、えてして机の周りも乱れています。
ここで注意していただきたいことは、お母様は手伝ってはいけないということです。子供にさせてください。子供はいかに整理整頓することが難しいか実感しますし、お母様はいかに子供が整理整頓が上手にできないかを知ることができるはずです。子供が片付けが終わった時にお母様の出番です。細かくチェックしてください。チェックポイントを書いておきますので、お子様と一緒に確認しながらチェックをしていってください。
整理整頓のチェック項目
1)使用頻度の高いものから順に近くに置いてあるか。
2)机などの引き出しはきちんと整理されているか。
3)もうすでに使うことのない以前の学年の教科書や参考書やテキスト、そして古い予定表などが目につくところにないかどうか。(使う可能性が低いものはまとめてどこかにしまうようにして下さい。必要なものだけに絞って並べるようにしてください)
以上の3項目を中心にチェックをしながら、もしできていないようなら、「またあとでお母さん来るからね」と言って、子供にもう一度させてください。大事なのは、必要なもの以外は机の周りに置かないということです。以前に購入した、高価な百科事典などが並んではいませんか?それも使うことがないのなら思いきってどこかにしまっておいてください。
そして机の周りが整理されたら、プリント類が入るような3つの箱を用意してください。ラジカセなどが入っていたダンボールでも構いません。そしてその3つの箱それぞれに「必要なプリント」「必要でないプリント」「まだわからないプリント」と紙などに大きく書いて貼り付けて下さい。子供たちは、本当に多くのプリント類を学校や塾から持ち帰ります。子供たちは一度やったプリントには目もくれようとはしません。しかし、一度やったプリント程大事なものはないのです。問題をやりっぱなしにするのではなく、あとで試験前などに復習できるように「プリントの分別」の習慣をつけさせて下さい。そしてその箱は学期ごとまたは定期試験ごとにまとめて処分していくようにしてください。
以上が、勉強部屋の整理についてです。至極当たり前のことなのですが、机の周りは実用的でかつシンプルな状態になっているように定期的にチェックをしてあげてください。子供は自分の部屋などをあまり見られるのを嫌いますから、お母さんがチェックをしにくる前に片付けるようになります。そのためには、嫌がられても子供が整理整頓をするようになるまでは、粘り強くチェックをするようにして下さい。

分かるまでではなく、定着するまで。形だけの塾通いは断固拒否します。

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